F1第9戦カナダGPのマシンアップデート情報(ショウ&テル)
3年ぶりのカナダGPだ。投入されるアップデートに関しては、少ない。
しかし着実に開発は進んでいる。特にリア部は開発が激しい。リアウィング、ビームウィングなどの開発は、段階的に、少しずつ進んでいる様子がわかる。
そして、久々ということもあってか、いくつかのチームは様々な仕様を試していた。仕様の差が予選、決勝でどう出るかも楽しみだ。
レッドブル
アップデートは報告されていない。
フェラーリ
- リアウィング
リアウィングの2枚ともを変更した。このサーキット特化の変更ではない。リアウィング全体の効率が上がっている。
結局、サインツは予選も考慮し画像1枚目のリアウィング、ルクレールは決勝重視で2枚目のリアウィングを使用した。
- ビームウィング
ビームウィングも2枚とも変更している。説明の文言はリアウィングと全く同じで、リアウィングに合わせた変更、とだけ追加されていた。
メルセデス
- リアサスペンション
トラックロッドの角度(attack angle)を変更した。様々な車高において、空力効率を改善するため。
- フロア
フロアのフロアフェンス後方に大きな切り欠きを加えた。フロアフェンスをの効果をより効率的にし、発生する渦流を改善し、結果としてフロアの働きが増す。
アップデートではないが、メルセデスはいくつかの仕様のリアウィングを試していた。FP1、2ではバクーでも見たものだったが、FP3ではモナコで見られたものが試されていた。(エンドプレートは別の仕様)
最終的にラッセルはモナコGP仕様、ハミルトンはバクー仕様を使った。
マクラーレン
- リアウィング
すべて新品のリアウィング。エアロ効率が向上している。
- フロアエッジ
ステーの位置を変えた。加えてブラケット(付け根)の信頼性を向上させ、フロアの堅さが向上している。
アルピーヌ
- ビームウィング
これまでのビームウィングと比べて、2つのフラップが上下に配置されている。これにより空力効率が向上している。
アルファタウリ
アップデートは報告されていない。
が、プラクティスでは異なる仕様のリアウィングを試していた。
結局、ガスリーはFP3のもの、角田はバクー仕様を使った。
ハース
アップデートは報告されていない。
アストンマーティン
- リアウィング
これまでのリアウィングに新しいアッパーフラップを導入した。セットアップの範囲が広くなった。
ウィリアムズ
アップデートは報告されていない。