TECH TUESDAY:フェラーリが見せた来年のブレーキダクト
フェラーリはマクラーレンとの争いが激化する中、メキシコGPに新しいブレーキダクトを持ち込んだ。
シーズン最終盤、開発がすべて来年用にシフトしている時期に持ち込まれたこの新パーツは、いったい何を意味するのだろうか。
(ちなみに、ダクトの内部的な変更のようで、外観上の違いはわからなかった。)
これは「来年用の開発テスト」だ
これは、新しいレギュレーションが導入され、開口部が大きく制限される来シーズンのための、試験的なブレーキダクトなのだ。
来シーズン導入される新しいレギュレーションはマシンの後方乱気流を減らし、ライバルの直後に近づきやすくしてオーバーテイクの機会を増やすことが主な目標に置かれている。そのために、あらゆる部分に変更がある。
ブレーキの冷却はますます苦しくなっている。2019年に「ブロウンアクスル」が禁止され、その実質の後継だったホイールスポークで風車のように空気を掻き出す方法も、2022年からホイールキャップがつけられることで封じられる。さらに、ブレーキダクトの開口部も制限されるのだ。
厳しくなるブレーキ冷却に対して、実地でのテストは大きな利益をもたらす。
首尾は?
メキシコGPは、その標高が成す薄い空気によって、シーズン中で一番ブレーキなどの冷却が難しい場所だ。そのため、この地で試験用のダクトで十分に冷却ができれば、どこへ行っても問題ないのだ。
このテストに向けて、メキシコGPのはフェラーリのブレーキサプライヤーであるブレンボのスタッフも来ていたという。
テストパーツは、FP1ではカルロス・サインツJr.のみ使用していた。そこで十分な効果が確認できたか、以降の全セッションでシャルル・ルクレールのマシンにも装着し走行をした。
結果は上々だったようだ。
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