タイトル争いはついに危険なピット戦争まで始めた
参考:planetf1(New tactic spotted in Mercedes v Red Bull war used at the Qatar Grand Prix (planetf1.com))
チャンピオン争いが激化している。第20戦カタールGP終了時点でドライバーズが8ポイント差、コンストラクターズはたった5ポイント差だ。
レッドブルとメルセデスは当然のようにコース外でも牽制しあっている。インシデントの裁定、フレキシブルウィング、そしてDRSの違法性など、あらゆる手段でアドバンテージを得ようとしている。
そしてカタールGPから(噂ではブラジルGPから?)新たな攻撃が始まった。それがレッドブルがレース中ピットインしている下の画像にある。
通常、隣のチームがピットイン/アウトしている時はエアコンプレッサーのホースをどかして、入ってくる/出ていくマシンの邪魔にならないようにする。これはF1チーム間での常識的な配慮だ。
ところが上の画像を見ると、メルセデスはレッドブルマシンが入ってきているにもかかわらずホースをほとんどどかしていない。ピットクルーはそこにいるが、ただ見ているだけだ。
しかしその後、レッドブルも同じようにやり返した。しかもホースよりもさらに外側に立っているように見える。
メルセデスは2010年にも、2010年にフェラーリとの争いでメルセデスは同じことをしていた。初めてではないのだ。
しかし、また危険な領域にまで踏み込み始めたことは、案ずべきことだ。
この策はFIAから警告されるべきことだ。ホースとマシンが接触すれば、狭いピットレーンで何が起こるかわからないし、ピットクルーと接触すればなおさら重大なことになる。
あと2戦、何も起こらないといいが。
(ちなみに、普通は上の梁よりも1m以上はどかしている)